2010年3月13日土曜日

箱根二日目 『言葉で治療する』


 箱根、二日目。起きて湯につかる。大涌谷温泉のにごり湯である。湯につかると疲れがジーンととれてくるような気がする。そして、朝食はビールを飲みながらゆったりと摂る。今日は風が強そうだ。



 昨日は、鎌田實『言葉で治療する』(朝日新聞社)を読了した。週刊朝日に連載されたものである。

 モノの言い方ひとつに考えない連中のオンパレードである。考えて言動すればいいのに何で考えないのかと思う。想像力が欠けている。受容、共感、自己一致である。ここでは安心、信頼、納得ということが言われている。納得できれば安心である。誰しも自分の思うところにしたい。それが納得ということであろう。

 目次を示すと以下の通り。


医療者の言葉しだいで治療の日々が天国にも時刻にもなる
がん患者の半分がうつ症状に悩んでいる
「きょうまで先生、がんばって、がんばってきました。もうこれ以上がんばれません」
完治できないときでも、説明が十分だと「納得」することができる
「厳しい告知は女にはしない、という決まりがこの国にはあるのだうろか」
なぜ医師と患者さんはすれ違ってしまうのか
家族を「安心」させてくれる医療は評判が高い
心の手当ては悩んで、泣いて、向き合い、逃げないこと
患者さんと医師の間の「信頼」をどう取り戻すか
「聞く」ことが医療現場も教育現場も家庭も職場も大事なのだ
医師・看護師と患者さん・家族がお互いに救われるコミュニケーション
心を支える魔法の言葉
患者さんと医師の対等な関係が大事
ある小児科医の崩壊を救った「ありがとう」
患者さんはおびえながら医療者に向き合っている
毎日病室に来て、よく説明してくれる医師が最高
医療にもホスピタリティが必要
「その顔色なら絶対に大丈夫」という言葉に支えられた
若い医師にいい医療をバトンタッチしたい
「時に癒し、しばしば慰め、そして常に励ます」
言葉を上手に使えば、「がん難民」はもっと減らせる

2 件のコメント:

  1. よしよしです。
    はこね。行きたい・・・。温泉。入りたい・・・・。

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  2.  どうもありがとうございます。ここは大涌谷温泉です。かつては大地獄といったらしいが、明治時代に天皇、皇后の行幸があり、そのときに大涌谷に解消と、温泉の説明書きにありました。

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