2011年3月15日火曜日
選挙演説の言語学、競争と公平感、田中角栄の昭和
東照二『選挙演説の言語学』(ミネルヴァ書房,2010.6)、大竹文雄『競争と公平感 市場経済の本当のメリット』(中公新書,2010.3)、保阪正康『田中角栄の昭和』(朝日新書,2010.7)を読んだ。
東照二のものは、自民党が東教授をよんで教えをうけたというニュースから手にしてみた。実際に演説を学者が分析し解説をする。なかなかおもしろいというか、興味深い。政治家に限らずに普段の会話とかでも大いに考えさせられる。言動そのものがその人の思考の軌跡なんだろう。自分の思考を振り返るためにもいいように思う。
大竹文雄のものは、以前から関心をもっていた。これはきちんとした理論のもとに平易に例をあげながら解くというスタイルである。自分なりのテーマである「働く」ことなどは格別興味を持ったが、改めてきちんと考えるというのに格好である。
保阪氏のこの書は話題のものであり読みたかった。また、田中角栄そのものにも関心があった。これはそれなりにであるが今ひとつつっこみというか、なんというか。
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