2010年5月2日日曜日

経営者十戒 by 柳井正

 柳井正『一勝九敗』(新潮社,2003)を遅ればせながら読んだ。

小郡商事が宇部だとか、ユニクロ一号店が広島とか、知らなかった。何かと刺激されることが多々である。

そのなかでも巻末にあった「経営者十戒」がいい。メモをしておく。

1.経営者は、何が何でも結果を出せ。
2.経営者は明確な方針を示し、首尾一貫せよ。
3.経営者は高い理想を持ち、現実を直視せよ。
4.経営者は常識に囚われず、柔軟に対処せるよ。
5.経営者は誰よりも熱心に、自分の仕事をせよ。
6.経営者は鬼にも仏にもなり、部下を徹底的に鍛え勇気づけよ。
7.経営者はハエタタキにならず、本質的な問題解決せよ。
8.経営者はリスクを読みきり、果敢に挑戦せよ。
9.経営者はビジョンを示し、将来をつかみ取れ。
10.経営者は素直な気持ちで、即実行せよ。
                       (同書p204~)
 やはり、なんにしても結果である。しかしながら結果にいたる経過を常に考えないといけない。まずは結果がどうか、結果が出ない場合でもその経過。いづれにしても経過は当然ながら踏まえないといけない。

 それに、方針を出すこと。方針をださずに、いい球がきたら打って行けとばかり現場を督励するのは違う。経営者としてきちんとした方針をださないと組織ではない。方針を出さない組織のトップがいかに多いことか。

 などなど一つひとつなるほどと思う。最後の素直な気持ちで即(ファースト)実行だ。

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