今年の乱歩賞(第56回)の横関大『再会』(講談社,2010)を読んだ。些細なことから23年前へ。なかなか面白い。
推理小説というか、乱歩賞に関心をもったのは、結婚をしてからである。昭和57年の岡嶋二人『焦茶色のパステル』を読んでからである。そのまえに、井沢元彦の『猿丸幻視行』は読んだかもしれない。いづれにしても『焦茶色のパステル』を読んでから受賞作を読んでいった。第一回の『探偵小説辞典』を除き全作品を読んだ。そして毎年発表されるたびに読んでいる。
『焦茶色のパステル』は競馬界のこと、神山祐右『カタコンベ』はケービングともともと知らない世界をのぞき見る楽しみもある。高橋克彦『写楽殺人事件』も美学の世界へなんて。
ケービングは、その後エリック・ジッリ/著 , 本多力/訳『洞窟探検入門』クセジュ文庫・白水社なるものを読んだりという愉しみがあったりしてヨーロッパの一端をかじったり。競馬はあまり興味がなくて。
0 件のコメント:
コメントを投稿