2009年11月8日日曜日

「非正社員も共に」道探る(広島電鉄)

2009-11-3付朝日新聞の「働く」労組はどこへ[5]に

 非正規社員である契約社員を正社員にするために、正社員の給与を減らして対応した事例がでていました。まさに、1%賃下げすれば99%が助かるという例でしょうか。それを労組が取り組んだ。「交渉の打開には人件費を組合間で調整する覚悟を示すしかなかった」と。しかし、「契約社員の待遇改善には賛成するが、何で綿九時か犠牲になのか、という正社員の抵抗を「非正規労働者の問題を放置すれば、最後は正社員に降りかかってくる」との問題意識から乗り切ったようです。例えば、このままいけば定年後、年金をきちんと受け取れるのかとか、ありますよね。原資が限られている以上、納得できないが、仕方がない、と理解をされたようです。広島電鉄の賃下げに合意した正社員の英断に敬意を表したい。

 こういう動きはこれからどんどんでてくるでしょうね。守られていると思っている正社員が実は危うい。

http://www.asahi.com/kansai/kouiki/OSK200903250114.html
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090325/biz0903252143013-n1.htm

(2010-1-24追記)
2010-1-23付朝日新聞be on Saturdayに、フロントランナーとして広島電鉄労働組合委員長の佐古正明さん(49歳)がでている。
 この記事の中で「賃金が下がるベテランからは、そのほど文句は来ていません。定年を65歳まで5年延長することも同時に実現したらかでしょう。むしろ不満を示しているのは、賃金の下がらない中堅社員。新制度で若手の賃金が上がり、中堅との差が小さくなった。」には、うーん人って難しいが、なんとなくわかる気がする。こういうことを理解をしないと間違うのかもしれない。

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