2010年9月30日木曜日

上阪

 出張で大阪へ。大阪では、まずうどん。新大阪駅の浪花そばの昆布うどん。それにおにぎり。



 新大阪駅構内の書店で塩野七生『生き方の演習-若者たちへ』(朝日出版,2010-10-1)を読む。

 それから大阪駅を経由して京橋駅へきた。時間があるのでこちらでゆっくり大阪環状線などを眺める。


 少しおなかがへりカレーパン等を食す。京橋駅構内にはパン屋、吉野家、うどん屋などがある。



 学研都市線で忍ヶ丘へ。
 こちらで仕事。仕事のあとは喫茶店で打ち合わせ。

 それから新大阪へ。
 新大阪では、551を探すがよくわからずに南京町のシュウマイと、小鯛のささ漬けを土産に買う。



『明日の記憶』


 荻原浩『明日の記憶』(光文社)
 若年アルツハイマー症 死につながるらしい。

2010年9月29日水曜日

乱歩賞のことなど

 今年の乱歩賞(第56回)の横関大『再会』(講談社,2010)を読んだ。些細なことから23年前へ。なかなか面白い。


 推理小説というか、乱歩賞に関心をもったのは、結婚をしてからである。昭和57年の岡嶋二人『焦茶色のパステル』を読んでからである。そのまえに、井沢元彦の『猿丸幻視行』は読んだかもしれない。いづれにしても『焦茶色のパステル』を読んでから受賞作を読んでいった。第一回の『探偵小説辞典』を除き全作品を読んだ。そして毎年発表されるたびに読んでいる。

 『焦茶色のパステル』は競馬界のこと、神山祐右『カタコンベ』はケービングともともと知らない世界をのぞき見る楽しみもある。高橋克彦『写楽殺人事件』も美学の世界へなんて。

 ケービングは、その後エリック・ジッリ/著 , 本多力/訳『洞窟探検入門』クセジュ文庫・白水社なるものを読んだりという愉しみがあったりしてヨーロッパの一端をかじったり。競馬はあまり興味がなくて。

2010年9月26日日曜日

民訴法のこと

 学生時代は、民訴法のゼミだった。井上正三先生である。訴権と訴訟物を学習してから、それぞれのテーマで取り組んだ。



 実体法と手続法。兼子一、三ケ月章など。法学は、論文で進歩するというか、そんなことを教えてもらった。

 それで、こんな木山泰嗣『小説で読む民事訴訟法 基礎からわかる民事訴訟法の手引き』(法学書院,2008)を手にしてみた。若い女性弁護士と司法試験を目指す学生が実務をイメージしながら語る。なかなかわかりやすい導きである。著者が1974年生であり、私が法学部を卒業した年だ。

村上春樹はくせになる

 村上春樹を最初に読んだのは『1973年のピンボール』である。朝日新聞の文芸時評に井上ひさしが取り上げていたのがきっかけのような気がする。井上ひさしではないかもしれない。何かしら気にかかり手に取った。それから最初の作品『風の歌を聴け』を読んだ。ジェイズバーでビールを飲む。それが何とはなしに....


 第三作の『羊をめぐる冒険』は続けては読まなかった。『中国行きのスロウ・ボート』とか『蛍・納屋を焼く・その他の短編』などに親しんだ。『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』はそのときには読まなかった。『羊をめぐる冒険』と『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』と『ダンス・ダンス・ダンス』はあとから作品集で読んだ。『TVピープル』や『パン屋再襲撃』などをそれなりに楽しんだ。この頃までは、気に入っている作家ということで作品に親しんだのだろう。

 そして、『ノルウェーの森』がヒットした。これは評判だからと読み始めて何か既読感があった。あとで「蛍」をベースにした作品であったと知った。『国境の南、太陽の西』は書店で立ち読みで読み始めてとまらなくなり購入をして一気に読んだ。その後、何回となく読んでいる。村上春樹風にいえば、心を揺さぶられる何かがあるのかもしれない。『ねじまき鳥』は厚い紙で何となくめくりやすく....ノモンハンのところはちょっと残酷な場面もあった。第三部はちょっと趣がちがうのかななんて思いながら読んだ。

 『アンダーグラウンド』には驚いた。こういう仕事ができるんだと感心した。そして、あとは『海辺のカフカ』なども読み、先ほど『1Q84 BOOK3』を読み終えたところだ。

 短編の題名はわすれたがいいというか、それこそ心が揺さぶられものがある。

 そんななか清水良典『村上春樹はくせになる』(朝日新書,2006)を読んだ。

2010年9月23日木曜日

(有)新鮮組 愛知県田原市

 2010-9-20付朝日新聞 「闘う農家 実りの秋 脱農協 補助金受けず水耕栽培」の記事に目が行った。

「補助金に頼ると、効率やコストの概念がなくなる」とのことまったく同感である。お金は欲しいが、自ら稼がなくてはなにかが失われると思う。

「農業も顧客の評価を受けて成り立つ産業」、これは何でも言えること。それに、温室を使わず、自然環境をいかした栽培に基本に立ち返る発想をみる。

 この岡本重明さんは、すばらしい。独自の水耕栽培、障害者の雇用となんとも立派である。

労働法、社会保障法、HR等の記事(2010-9-19~2010-9-25)

2010-9-25 新卒就職支援が始動 拠点はハローワーク

2010-9-24夕刊 「無断で解雇」仮処分を申請 元高島部屋力士 解雇の無効、給与の支払を求める

2010-9-23 年金負担 苦しい国庫 恒久財源 めど立たず
2010-9-23 増えるひとり親家庭 パパにも支え必要 児童扶養手当
2010-9-23 生活保護、190万人突破 6月 137万世帯

2010-9-19 [社説]脱・就活 「新卒一括」を変えよう
2010-9-19 意思疎通「良い」 会社側思いがち 厚労省調査

『言葉なぜ生まれたのか』


 昨夜は新橋で呑んだ。休み前というので少々痛飲かな。居酒屋の飲み放題コース、それからバーへなんて。

 さて、岡ノ谷一夫著、石森愛彦絵『言葉なぜ生まれたのか』(文藝春秋,2010)を読んだ。絵が素敵で語り口もいい。科学者らしく考えていく過程が刺激になる。
 なぜ人間だけが言葉をもつようになったのか、それはなぜ動物は言葉が話せないのかの探求からみる。
 言葉には、四つの条件があることを提示する。

 1.発声学習ができる(すぐにまねできる)
 2.音(単語)と意味が対応している
 3.文法がある
 4.社会関係のなかで使い分けられる

 1.発声学習ができる(すぐにまねできる)
これは、息を止められなければできない。空中を飛ぶ鳥や水中の鯨は、息を止める必要から、息をとめることかできるが...人間はどうして?

 2.音(単語)と意味が対応している
 これができる動物、デグーがいるが、デグーは新たに学習はできない。人はできる。

 3.文法がある
 ジューシマツの鳴き声には文法がある。

 4.社会関係のなかで使い分けられる
 ハダカデバネズミには階級社会がありそれに対応した鳴き声を出す。

 などなかなか興味深い考察である。また、赤ちゃんは大きな声で泣くのか。安全が確保されている人間の生活があるからとはなるほど。

2010年9月21日火曜日

『人生の「秋」の生き方』



 堺屋太一編著『人生の「秋」の生き方 「後半の幸せ」とは何か』(PHP,2008)は、なかなか面白い。有名人だろうが知らない人も多々おられる。

 残念ながらここではじめて知った人

 田中英道、谷岡一郎、松井孝典、吉岡幸雄、石黒マリーローズ、山崎武也、泉幸男、小和田哲夫、島崎憲司郎、荻原浩、岸朝子、小嶋淳司、高岡英夫、柳澤桂子、山口正介

 高岡英夫の「ゆる体操」が興味深い。野口体操とは違うようだ。「寝たまま両膝を立てて左脚の膝小僧に右脚のふくらはぎを乗せ、力を抜き、ふくらはぎが解きほぐれるように前後に動かす。これが全身の代謝機能を劇的に刺激し、内臓機能を高め、身体の動きにももっとも重要な「腸腰筋」を使う習慣が身に付きます」(p171)そのままメモっておこう。

人生の「秋」の生き方 を 探るかな


 9/18(土)は、予算大会で出勤。月は敬老の日ということではからずも連休となって疲れが取れた。もう60歳直前ということもあり「敬老の日」...うーん、そうかななんて。それで図書館で『人生の「秋」の生き方 「後半の幸せ」とは何か』(PHP,2008)を借りてきた。もともと堺屋太一のものを何かと探していたら、高齢期好機というようなものとこれがあり、こちらは各界の人が自分なりの後半期のことを述べているので何かと参考になるかなと思って借りた。秋、つまり白秋となるらしい。玄冬、青春、朱夏、白秋と。

2010年9月20日月曜日

『テレワークの社会学的研究』



 佐藤彰男『テレワークの社会学的研究』(御茶の水書房,2006)をやっと読んだ。県立図書館から借りて何度も返却・借りるを繰り返した。なかなか集中した時間で一挙にというわけにはいかなった。著者の佐藤彰男さんは、岩波新書の『テレワーク』を書かれた方である。テレワーク学会でもお会いすることがある。数少ないテレワークに関する文献としてきちんと読みたいと思っていた。意外に時間がかかった。

 目次

はじめに

Ⅰ部 テレワーク研究の展開
 1.テレワークの定義と類型化
 (1)テレワークの定義
 (2)テレワークの類型化

 2.モダニティと空間構造の変容
 (1)テレワークへの期待とその問題点
 (2)ギデンズの時空論
 (3)モダニティとテレワーク

 3.欧米におけるテレワーク研究の展開
 (1)可能性としてのテレコミューティング
 (2)テレワークの登場と実証的研究の開始
 (3)テレワークの多様性と研究の細分化

 4.国内の実証的テレワーク研究
 (1)女性と在宅就業
 (2)障害者と在宅勤務
 (3)労働政策研究・研修機構によるテレワーク研究
 (4)日本テレワーク協会による調査研究

Ⅱ部 調査結果からみたテレワークの現状
 1.在宅ワークに関する実態調査
 (1)テレワーク仲介企業へのインタビュー調査
 (2)在宅ワーカーアンケート調査
 (3)在宅ワーカーパネル調査

 2.SOHOに関する実態調査
 (1)SOHO共同組合を対象とした実態調査
(2)SOHO企業家への個人インタビュー

 3.モバイルワーク型と在宅雇用型に関するヒアリング調査
 (1)モバイルワークとサテライトオフィス
 (2)在宅勤務型テレワーク

Ⅲ部 テレワークの論理
 1.テレワークの類型と実態としてのテレワーク
 (1)自宅オフィス型テレワーク
 (2)共有オフィス型テレワーク
 (3)移動オフィス型テレワーク

 2.在宅ワークと在宅雇用型テレワーク
 (1)在宅雇用型テレワーク導入への障害
 (2)労働環境の変容
 (3)在宅雇用型テレワークと在宅ワーク

 3.共有オフィス型テレワークの可能性
 (1)共有オフィス型テレワークへの期待
 (2)サテライトオフィス実験の失敗
 (3)反証としてのスポット・オフィスとコミュニティ・オフィス

 4.テレワークを求める意識
 (1)在宅ワークへの導因
 (2)自律性の拡張とテレワーク

 5.仮説の検証
 (1)テレワークによる空間的コンテクストの分離
 (2)テレワークの導入がもたらすもの

おわりに

2010年9月19日日曜日

『帝国陸軍の栄光と転落』


 別宮暖朗『帝国陸軍の栄光と転落』(文春新書,2010)を読んだ。今まで小説、歴史書などで読んでいたのとかなり見解が違う。それがなるほどと思われる。山縣の人事、乃木の戦い方、メッケルの評価、永田鉄人の思想や評価などなど。おもしろい。人事の評価はなかなか絶妙。陸軍大臣を出さないで内閣をつぶすのは人事権の問題との見方は納得。

 最初から参謀本部は、動員計画を作るためとか、一つひとつ軍の組織を改めて認識をした。

目次

はじめに

第一章 戦争という芸術-参謀本部の誕生
 戦争をビジネスのように戦う
 招聘されためっけるは二流参謀
 鎮台制、軍団とは何か
 師団制の採用と郷土連隊主義
 参謀本部の成立
 メッケルの専門、応用戦術とは何か?
 ドイツ参謀本部に学んだ功と罪

第二章 陸海二元統帥の罠-日清戦争
 主権線と利益線
 陸軍か海軍か
 日清戦争の勃発
 司令官をクビになった山縣有朋

第三章 外交と軍事-日英同盟
 ドイツ陸軍と帝国陸軍
 『対露作戦計画』をつくった田村怡与造
 日英同盟に反対した伊藤・山縣
 海軍のドン、山本権兵衛の秘策
 無隣庵会議の真相
 カヤの外の児玉源太郎、スネる桂太郎

第四章 指揮官か、参謀か-日露戦争
 急遽つくられた『新作戦計画』
 出港してから決めた上陸作戦
 独断専行の勝利
 人類史上最大の会戦
 大胆不敵な乃木軍
 まだ戦えた日本軍
 勇敢な指揮官と無能な参謀たち

第五章 統帥権は悪か-派閥抗争
 少ない勝者の配当
 山縣の死と石地蔵の如き皇太子
 バーデンバーデンの密約
 「統帥権が日本を滅ぼした」は本当か・
 ドンになりそこねた田中義一
 統帥権独立とはあくまで戦時
 三月事件の黒幕は誰か
 満州事変
 荒木貞夫の依怙贔屓人事
 永田鉄山斬殺事件
 二・二六事件の闇

第六章 官僚化するエリート-統制経済
 予備役にされる大将たち
 首相候補にピストルを
 本分を忘れた高級軍人
 石原莞爾の計画経済
 統制派が日本経済を破壊した
 遺産を食い潰す政治軍人

第七章 組織の崩壊-太平洋戦争
 支那事変は侵略戦争なのか
 近衛文麿の大罪
 ドイツ以上の統制経済の失敗
 太平洋戦争は海軍の戦争だった
 危機においてサラリーマン化した軍人たち

あと書き

やる気のパラドックス



 太田肇『日本ビジネスマン「見せかけの勤勉」の正体 なぜ成果主義は失敗したか』(PHP,2010-6)を読んだ。わが意を得たりだが、今必ずしもアタマの整理ができていない。やる気を出せということがやる気を阻害することを事例や理屈で説明される。

 ちゃんと評価、それも川下、成果を見ること。方法やプロセスについて口を出さずに本人に任せるマネジメントを提唱している。また、人の管理より仕事の管理で、「片手間」でこそ冷静な判断ができるとしているところはまったくその通りだと思う。管理者やトップが危機感の共有ですべてが解決できるようなことを言っているのをよくみかけるが、それは管理、経営の不在ではなかろうか。

 大事なのは、ビジョンや目標の共有である。やり方はまかせ、感情ですべてが解決できると思わないことである。方向と幅を具体的に示し、それを達成するための動機付けをして任せ、よくみて障害を取り除くなどの支援をすることである。

 太田肇先生のものは、『個人尊重の組織論』(中公新書)以来、読んでいる。学術書の『プロフェッショナルと組織』(同文舘)以外は、たぶん公刊されているものを読んでいると思う。『プロフェッショナルと組織』は近くの図書館に所蔵なく読めないままだ。その間に、太田先生とテレワーク学会でのサロンでお会いする機会もあり著者はその雰囲気を感じながら読めている。

-目次-
まえがき

第1章 「見せかけ」通用しなくなった

第2章 何が意欲を失わせているのか
 足かせ1 くすぶる、残業への不満
 足かせ2 定まらない目標
 足かせ3 過剰な管理
 足かせ4 まだら模様の人間関係
 足かせ5 不公平な評価、処遇

第3章 二つの主義をめぐる皮肉な結果

第4章 「やる気のパラドックス」はなぜ起こる?

第5章 「やらされ感」から「所有感」へ

第6章 部下の管理は「腹八分」で

第7章 上手な片手間とは?-スイーパー・リーダーシップ
 役割1 障害を取り除く
 役割2 仕事ぶりを「川下」で見る
   成果や目標に近いところ
   方法やプロセスは本人任せる
 役割3 部下を支援する

あとがき

参考文献

FLコスト低減かな低価格居酒屋


 2010-9-14付朝日新聞に、「客も「働き」安く酔う 広がる低価格居酒屋」という記事がでていた。生き残り競争激化とのこと。店員削減、つまり人件費(Lレイバー)を下げて、その分を価格に反映しているのであろう。フード(F)と人件費(L)をあわせてFLコストというらしい。これが60%以下でなければフード店は採算がとれないということをフードコンサルタントの方から聞いたことがある。これらに居酒屋は人件費を徹底して削減の例であろう。

 ネットの活用というか、卓上端末の活用、運搬を客自らが行うことで人を減らしている。支払もプリペイドカードとのこと。

 ここに出ているのは
 ワタミ 仰天酒場
 甘太郎 うまいもん酒場えこひいき
 牛角  ぶっちぎり酒場

労働法、社会保障法、HR等の記事(2010-9-12~2010-9-18)

2010-9-18 ホームレス1200人 年金の受給資格 厚労省推計
2010-9-18 仕事 ないなら作れ 労組系団体、人脈生かし就労
2010-9^18 高卒求人7.6%減 倍率0.67倍 都市部も悪化 7月末時点

2010-9-17 求職者支援制度 連合が見解示す 「就職率」に応じ助成を
2010-9-17 幼保一体化へ 道険し 法制化にねじれ国会の壁 こども園に統一構想 保育の質低下懸念も

2010-9-14 収入減世帯の国保窓口負担減免 対象は「生活保護水準」厚労省通知
2010-9-14 生活保護に夏季加算 冷房費など 厚労相、検討表明
2010-9-14 子供手当満額でも 専業主婦世帯の四割所得減試算
2010-9-14 働く 組織いかす[4]光るシニア 若手に指南 キャリアアドバイザー制度 中途採用

2010-9-13夕刊 働く人の法律相談 会社分割に伴う異動、拒めるの? 分割先の仕事内容で判断 交渉は労組を通して 

2010-9-12 障害年金 遅れる支給決定 

2010年9月16日木曜日

認知症への接し方

 昨夜、9月15日の国営放送の「試して合点」は認知症の親族に対するものであった。一つひとつなるほどと思う。一つは、カウンセリングの基本である受容、共感、自己一致の応用である復唱などである。

 要はちゃんと聴くということである。もう一つは笑顔。それに会話、スキンシップかな。ある意味では、認知症の人に対するに限らない対人技術である。健常者は、それぞれが感情をコントロールしたり、状況を慮るので、こちらの対応が失礼であったも事なきを得ない場合が多いが、認知症の人は、自分のコントロールなどができないので素直な反応とでもいえる。

 いつかそれなりに対応マニュアルらしきものをまとめたい。

2010年9月15日水曜日

100号建屋



 9月14日(火)、新人の頃にいた事業場で打ち合わせがあった。それで、当時の事務棟の100号建屋の写真を撮った。この建物は、搭屋がありなかなか風格がある。それで以前から気に入っていた。今までなかなかいく機会もなかったし、これからもいくことはない、もしかしたら最後かもしれないと思いシャッターをきった。


 打ち合わせの後は、従業員クラブでやはり一杯となった。これも楽しく有意義だ。しかし、どうも毎日呑んでいる。これはどうだろうか。呑むと夜の時間がなくなる。最近は読書が進んでいない。嗚呼。

SR必須研修(9/13)

9月13日(月)は、神奈川SR会の必須研修があった。場所は、いつものパシフィコ横浜のアネックスホールである。大きな研修会場、今回は写真に撮って見た。真ん中あたりからである。



 研修のテーマは、「社労士の将来像」や「賠償責任保険」、「ADR業務」へ、とのことで興味深いものばかりであった。

 社労士の将来像では、簡裁の代理権、労働審判の代理権、もっともである。依頼を受けなればならないことの撤廃、懲戒権を自らがもつなど社労士の自立・独立の懸案はあるのではないかと思う。

 賠償責任保険は、事例が実務を彷彿とさせて参考になった。やはり助成金は金額の大きい。

 ADR業務は、講師の説明で実際の雰囲気がつたわった。

 それで、いつもよりも興味津々で受けられた。

 終わってからはいつものメンバーを中心に桜木町駅の居酒屋で一杯。これが楽しみである。今回もいろいろなお話ができた。

2010年9月12日日曜日

蕎麦屋で一杯 (9/9)

 先週は、夕方急に電話があり友人と呑むことになった。九州からでてきているが...ということで近くの蕎麦屋で呑んだ。ビールに蕎麦焼酎で最後は蕎麦を。仕上げ蕎麦かな。

 同年代であり家族からみの話が自然と多くなった。それも親のことが....80歳を過ぎた親のことは何かと心配である。機会をみて帰省をすることにしているが....
 それから今後との身の振り方かな。これからのプランである。今年60歳を迎えてどうするのかと。

年金支給日時点で亡くなっていれば

 2010-9-11朝日新聞夕刊に「死後振込みの年金返還は不当」一人暮らしへの請求巡り裁判へ、との記事に目がいった。つまり、支給が後払いのために、支給日に死亡していれば受け取れないとのこと。支給日に在籍しなければ支給しないとのこと。ただ、同居人がいれば受け取れるとのこと。根拠は、1955年の厚生省課長名の文書とのこと。同居、別居でわけるのは何か判然としない。ちょっと気にかかるところだ。

労働契約ではなく請負契約に類似した業務委託契約

 との主張を、すき家が『残業代請求事件』しているらしい。(2010-9-9朝日新聞http://www.asahi.com/national/update/0908/TKY201009080380.html)その主張をよくみてみたい。

http://www.seinen-u.org/sukiya.html
http://www.seinen-u.org/sukiya-assen.html
「① アルバイトは勤務シフト表を自分たちで作成し、会社の業務指示で業務をしていない。だからこれは請負契約に類似する業務委託契約であって、雇用契約ではない。

② アルバイトの勤務日や時間帯は、アルバイトの自由裁量で会社の指示がない。すべてアルバイトの裁量である。

③ 請負契約に類似する業務委託契約であり、残業代が発生するという前提を欠いている。

また、仮にアルバイトと雇用契約を結んでいるとしても、スイングマネージャーと呼ばれる上級アルバイトは管理監督者であるため、残業代の請求はおかしいという主張をしています。」

新人幹事 in幹事会

 昨日は、生麦地区センターで定例の幹事会を行った。14名の参加。会場の定員が16名なのでぎりぎりである。今回は、二人の新人幹事が承認された。うれしい。幹事の輪を広げて行きたい。校友という学縁ネットワークという資産を増殖するために輪を大きくしたい。
 会議後の懇親会は、いつもながら楽しくてためになる。多様な人たちが校友という縁が集まれるのが不思議な気がする。出身地は、新潟、神奈川、愛知、滋賀、京都、大阪、岡山、福岡であり、学部は法、経済、産社、文学、理工と多彩である。仕事もいろいろ。それがたまに集まり交歓する。すばらしいことだ。

労働法、社会保障法、HR等の記事(2010-9-5~2010-9-11)



2010-9-11夕刊 「死後振込みの年金返還は不当」一人暮らしへの請求を巡り裁判へ

2010-9-11 年金問題 置き去り 民主代表選
2010-9-11 健保組合の赤字最大 09年度全国総額で5235億円
2010-9-11 最低賃金 17円上昇 全国平均

2010-9-10夕刊 20万人雇用創出めざす 経済対策閣議決定 首相「補正で対応も」

2010-9-10 雇用増 減税で促す 育児支援を含む4分野 新成長戦略会議
2010-9-10 偽装加入、23万円負担も 厚労省 全建国保に改善命令

2010-9-9夕刊 雇用促進税制「検討を」 首相 法人減税 年度内に結論

2010-9-9 労使に雇用協力要請「雇用戦略対話」
2010-9-9 すき家 残業代認める 訴訟決着 断交には応ぜず

2010-9-8 米、2.5兆円減税 雇用創出へ投資促す 減価償却に大胆な特例
2010-9-8 企業年金 自己責任型が加速 「確定拠出」、加入者の二割に 20%以上元本割れも

2010-9-7 働く 組織をいかす[3] 給与体制 業績に反映
2010-9-7 労働現場の熱中症 4倍に

2010-9-6夕刊 働く人の法律相談 管理職への昇進 拒否できるか 労働条件の変更は合意が原則

2010-9-6 大陸でシューカツ

2010-9-5 4年、既卒3300人 企業説明会に参加

同期会 会社における

 会社の同じ職種の者同士の同期会を行った。9/10(金),11(土)の二日間、泊りがけである。入社以来、不定期というか随時やってきた会合であり今回は第30回となった。記録がはっきりしないものもあり見做し30回ということである。もう既に定年を迎え悠々自適の人などもあり久しぶりに泊りがけで行った。



 心がけがいいのか天候に恵まれた。場所は伊豆半島、伊東・城ヶ崎海岸である。保養所があるのでそこまで宴会を中心にぐたぐたと過ごした。

 宴会は料理がうまい。特にアジのたたきが美味しかった。うまい魚はうれしい。翌朝の朝は、アジのひらきがうまかった。ビールで味わった。料理がうまく、ご飯が進み、お変わりをした。それで腹いっぱい。

 それからコーヒーなんぞを飲みながら話し込んだ。これがいいなぁ。



 たまはに、仕事を離れてゆっくりするのはうれしい。

 ただ、数日前に落雷で温泉装置が壊れ、温泉に入れなかったのは残念であった。ただ、シャワーで代用できたのは良かった。



 ふと思いつきケータイで写真を撮ってみた。やはり写真があるといい。
 周りの風景や朝食、そして最寄り駅の城ヶ崎海岸駅舎などである。



 次回は一月の予定である。

 こういう会合が定年退職後もそれなりに整斉と続くといいのかもしれない。

2010年9月7日火曜日

三年ぶりの優勝(都市対抗)

 何となくというのは変だが、危なげながら決勝まで進出してきた。特に予選はヒヤヒヤだった。本戦になったらどうどうたるものだ。

 監督のIさんは、彼が入社したときは、私の部下であった。三年前に、監督に就任したばかりの都市対抗で優勝をした。2007年のことである。ところが、翌年は予選さえも突破できなかった。辛かっただろう。



 今年も、予選は本当の最後の最後、おまけみたいな敗者復活で生き残った。そんなチームが本番で勝ち残った。そして最後の勝利者になった。感動である。本当に涙がでてきた。



 今日のゲームは、こちらの狙い通りというか教科書通りに進んだ。そんな試合運びだった。進塁し、バントしヒットで一点。きれいな進め方である。JR九州のピッチャーは、ゆっくりと構えて堂々と投げる、そんな投球でフォームがきれいだった。それに対してわがチームはよくやった。守備もエースのすばらしいピッチング。三安打の散発で二塁さえも踏ませなかった。前身の門鉄が決勝に進出した以来の74年ぶりだったのに...。まあ、それでも準優勝だから健闘したということだろう。



 午後六時から始まったゲームは、一回戦のときの終了時刻と同じくらいの午後八時ちょっと過ぎである。
さわやかでスムース。うれしい。結果は2-0JR九州である。たまたまであるが私が応援をした試合は一回戦、準決勝、決勝だがすべてが2-0であった。なかなか息がつけなかったかな。

業務モジュール研究会



 テレワーク学会の業務モジュール化研究会が田町の東工大で行われた。まだウォーミングアップの段階。終わったのが午後九時頃、それから食事にでかけた。

 メンバーの方々と懇親をかねた食事会。いろいろなお話ができてうれしい。研究会として成果をださないと。

準決勝(都市対抗)

 午後二時からの試合。昼食をたべて出かけた。



 観た。応援した。勝った。

 一回表にホームランなどで2-0住金鹿島である。みていて気持ちがいい。五時少し前に終了。予定の研究会にも余裕で間に合う。

『職場は感情で変わる』


 高橋克徳『職場は感情で変わる』(講談社現代新書,2009-9-20)

 『不機嫌な職場』の続編ともいうべき本書を読んだ。
 情動と感情の違いになるほどと等、基本的にところに有益な情報があった。というのは、当方がただ単に知らないことがあるということかもしれない。
 ちょっとメモッてみる。

「一般的に感情と呼んでいるものは、情動と感情の二つに大きく分けられます」p51
「情動(emotion)は、出来事に対する反応です」p51
「感情(feeling)は情動が認知のプロセスを経ることによって自分のなかに生まれたものです。つまり、おきたことに対して自分がどういう反応をしたのか自分で認知したとき、情動は感情に変わります」p51
「認知行動療法は、自分の認知のフレームを知ること。その認知が出来上がった原因を知ること、それが自分の感情に与えている影響を知ることを重視します。この認知の仕方を変える事で、自分の感情に影響していたものの見方を適正にするとともに、行動化を困難にしていた要因を取り除いていきます」p61
「組織として成り立つには、①共通目的、②協働意欲、③コミュニケーションの三つの要素が必要(バーナード)」P73
「感情には、行動を喚起する力があります」p76
「怒りという感情も、大きな敵から自分たち守るために必要です」p77

 目次
はじめに
第一章 組織にも感情が或る
第二章 そもそも感情って、何?
第三章 組織感情をマネジメントする
第四章 組織感情を引き出し、共有する方法
第五章 良い職場、良い会社をつくろう
おわりに

2010年9月4日土曜日

労働法、社会保障法、HR等の記事(2010-8-29~2010-9-4)

2010-9-3 年金記録、6.4%不一致 厚年基金 最大260万件の可能性
2010-9-3 生活保護水準以下でも国保医療減免認めず 財政難の自治体 難色 基準検討の国を警戒
2010-9-3 非正社員の六割 正社員になれず 卒業後の若者調査

2010-9-2 幹部採用も応募者から 社長公募の「ユーシン」

2010-9-1夕刊 日テレ労組 スト決行

2010-8-31夕刊 給与総額五ヶ月連続増 毎勤

2010-8-31 働く 組織をいかす[2]努力も評価 意欲生む
2010-8-31 最低賃金上げへ 中小企業を支援 厚労省、62億円

2010-8-30夕刊 働く人の法律相談 酒気帯び運転したら懲戒解雇? 処分が妥当か、職責・勤務態度などで判断

2010-8-30 スト対策 賃上げ要求 温首相、岡田外相らに

2010-8-29 [社説]年金不正受給 届出だけに頼れない
2010-8-29 転職求人倍率 1倍超に回復 七月、一年半ぶり

校友関係の集まり(9/2,9/3)

 一昨日、昨日と校友関係の方との交歓会があった。



 一昨日は、大学のスタッフと他の校友会のスタッフの方との情報交換、意見交換、世間話などなど。毎月一回定例会として行っている。独断を排すとか、関係者の動向等を知るということもあるが、まあ仲の良い仲間として愉しく呑もうということであろう。日常から離れて何かと話をするのは楽しい。こちらは写真はないが.....









 昨夜は、神奈川の集まりが中心となった同世代の「ひやく会」である。集まったのは9名。法、経済、経営、産社、理工と出身学部は多彩。北海道、福井、神奈川、大阪、兵庫、香川、福岡と出身地も多彩。仕事もアクチュアリー、生保、メーカー、....。学生時代に少林寺拳法部、広告研究会、陸上部などなど。













 s47,s48,s49の卒年が中心でその世代の話題も多々。定年後の過ごし方。お墓の話もでた。みなさんいろいろなことをご存知である。学縁ではあるがなるほどと刺激を受けることが多い。学縁ネットワークは不思議だ。単に同じ大学というだけで.....



 ダイエット 運動よりも食べる量
 鉄道伝い歩き
 剣岳、例の百名山、山の遭難のことや
 邪馬台国.......

『昭和天皇 第四部』


 福田和也『昭和天皇 第四部 二・二六事件』(文藝春秋,2010-8)が出たので早速読んだ。一年に一回くらいのペースなので前の内容は忘れている。

 今回は五・一五事件から二・二六事件のあたりが扱われている。読みやすい。天皇の人柄を出しながら語られる。名君だと思う。何にもとらわれないからこそ示すことのできる識見があるのであろう。

 それにしても、政治家、軍人の俗物たちめ、というところもある。すべてがそうではないが大角海軍大臣なんて、あれはなんだ。二・二六の岡田首相救出(死体搬出という形)を断るあたり反吐がでそうである。真崎の厚顔無恥。広田弘毅の英国のリース・ロスの提案を蹴るところなど、著者も断罪しているが日本を滅ぼした罪は大きい。

 武藤山治のことが述べられている。痛快。改めてこの人物のことを知りたい。

 そんなここで述べられていることは、知的興奮を静かに起こしてくれる。次が楽しみ。

2010年9月1日水曜日

都市対抗野球一回戦応援

 昨夜は、都市対抗野球一回戦、川崎市対豊川市の観戦・応援に行った。たまたま浜松町で会議があり、それが終わってからかけつけた。



 入るまでに長蛇の列とのことの情報を得たので、水道橋付近の居酒屋で喉を潤しながら時間をつぶしてから入場をした。その頃では、三階席しか空いている席はなかった。相手チームの方ならば空きがあるようだが、そんなわけにもいかずに三階の席についた。

 三階席から観戦するのは、初めてである。なかなか眺めがよい。ゲームの進行がわかりやすいように思えた。細かいところは、距離があり見えないがゲーム全体はわかるよう。



 ゲームそのものは投手戦のようで、スコアはゼロの行進状態であつた。ヒットがなかなかでない。そんな状態のなかく二点が入った。もっとはいってもよかったが.....





 結果的に、この二点以上の点は入らずに午後8時15分位にゲームセット。後で聞くと午後六時半位にスタートしたらしいのでずいぶん早い進行だ。完封した投手の投球数も80数球とか。記録的には、スピードあるゲームなのかもしれない。当初9時半位になるのではないかと覚悟をしていたが早く終わって嬉しい。



 それで、仲間内で祝勝会をあげることになった。球場入りをする前に生ビール2杯、球場で日本酒のワンカップ一杯、それにかつサンド弁当。うーん腹はいつぱいだが......



 王将横の居酒屋(地下)にはいる。

 居酒屋では、生ビール、熱燗と一時間強を過ごして引き上げた。

 帰宅してバタンキュー。