2011年4月30日土曜日

労働法、社会保障法、HR等(2011-4-24~2011-4-30)

2011-4-29 共通番号(社会保障・税の番号制度) 災害時も活用 要綱決定 利用対象に検討 2015.1利用開始に向け
2011-4-29 ホンダ 期間従業員を削減 震災の影響 600人が対象
2011-4-29 パナソニック・電工合併へ

2011-4-28夕刊 震災後失業7万人 岩手・宮城・福島3県 労働局まとめ
2011-4-28夕刊 パナソニック4万人削減 海外中心 重複部門を解消
2011-4-28夕刊 被災3県除く 失業率横ばい 3月4.6%
2011-4-28夕刊 東大准教授を停職処分 アカハラ

2011-4-28 社会保障財源に影 一体改革 効率化要求も
2011-4-28 原発労働でがん 労災認定は10人
2011-4-28 求職支援制度 可決 衆院委 10月から施行
2011-4-28 一次補正予算案 雇用20万人創出 就労支援会議が試算
2011-4-28 卒業生 くじけず走る 震災後の就活[下]中断のりこえ「復興 担い手に」

2011-4-27 子ども手当減額案

2011-4-26 主婦年金 救済に線引き 未納議論 決着へ大詰め

2011-4-25夕刊 働く人の法律相談 地震のときの「通勤災害」は? 避難所・宿泊先..住居とみなして認定

2011-4-25 社会保障 負担に上限 厚労省改革案 所得別に総額設定

2011-4-24 社会保障の抑制議論へ 税と一体改革 巨額復興費 重し
2011-4-24 働く人を守る法律 メルマガで指南 弁護士ら 震災解雇もあきらめないで 365日働くルール

2011年4月28日木曜日

テレワークの記事から

 テレワークの記事をあまりチェックをしていなかった。たまたま昨夜、知り合いとテレワークの議論をしたものだから最近の記事をちらっとみたら

http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1104/04/news020.html

◇「働き方の変革」を問うテレワーク
 「昨年秋に導入した在宅勤務制度を、大震災後の混乱時に生かすことができた」。との、サイボウズと日本マクドナルドのことが載っていた。

 マクドナルドでは、「大震災後、東京都新宿区の本社に勤務する社員約700人のうち、災害対策の担当者数十人を除いた全員を原則として在宅勤務にした。社員は業務用パソコンを自宅に持ち込み、支障なく仕事を続けることができた」とのこと。

◇求められる働き方の変革に向けた意識改革
 サイボウズの社長は、「まず重要なのは、社員に目的意識を明確に持たせること。在宅勤務で仕事をここまで進めるという目標を持たせ、その成果が周りにも見えるようにする仕組みづくりが必要だ。そうすれば、周りへの波及効果にもなる。それとともに、組織の中で普段から信頼関係を築いておくことも非常に大事。もし信頼関係が築けていないチームで在宅勤務を適用すると、不信感が高まるばかりになりかねない」とのこと。つまり、「目的意識」と「信頼関係」が肝要とのこと。

「育児や介護を担う社員に対する福利厚生の施策」ではなく「社員個々に最高のパフォーマンスを発揮してもらうための働き方の選択肢を提供する」、そして「社員もそれに応える責任がある」ということであるとする。働き方の変革に向けた意識改革が、企業にも個人(社員)にも問われている。加えて、社員としての責任を全うするためには、意識においてもスキルにおいても、それぞれの仕事のプロであることが求められる、と記事はいう。

 これは以前からもそう考えてきた。会社の施策として成果をだす働き方であり、効果的・効率的ということである。「元気」、「知恵」、「安心」で「成果」を出す。

http://www.telework-gakkai.jp/telework2.0/matrix.html

2011年4月27日水曜日

近未来のライフスタイル・ワークスタイルシミュレーション

 定年のことを述べたことあり、そしてたまた書類を片付けていたこともあり1999年6月に(社)日本サテライトオフィス協会 ライスタイル・ワークスタイル研究会『近未来のライフスタイル・ワークスタイルシミュレーション』というA3版横書きの資料をみた。

http://www.japan-telework.or.jp/activity/repo/h_11.html

088 近未来のライフスタイル・ワークスタイル シミュレーション
概 要
平成10年度のライフスタイル・ワークスタイル研究会の活動成果をまとめたもの。2030年までの未来年表 と団塊の世代から断層三世の世代に分けた世代感をベースにして、2015年におけるライフスタイル・ワークスタイル30通りのシミュレーションを行っている。わが国が急速にテレワーク社会へと変貌している中、社会システムとして具備すべき要件やワークスタイル環境などについて、研究会会員のオリジナルな発想に基づいて未来予測を行っている。

発行日 平成11年6月
料金 正会員 賛助会員 非会員
8,500 8,500 10,000
備考 在庫なし



 2015年の姿がでている。私も執筆をしていて....

 それで、これに関連をしてweb検索をすると以下がでてきた。これぞまさにこの研究会のメンバーが主力となって作ったものだ。まさに1999年版を下敷きにつくったもので作り方は同じである。







http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/07/0715/kankyou-kyousei/twin/partner/H15houkoku/newpage1/telework.pdf

 この仲間は、実は今でもたまに会う。この研究会にお世話をされたTさんはご不幸にも亡くなられた。Tさんを偲びたまに会う。今年も会合があった。こうなると2015年にこれらの資料をもちより集まるのもいいのかもしれない。なにせ2015年とはもう数年先である。

ああ定年...

 昨日は、この3月に定年を迎えた知人と会った。退職後手続などの相談とのこと。ここは数日、定年になったとの知人・友人からのお便りが舞い込む。いつの間かにそんな歳になった。それぞれに職業生活があり、それへの一区切りだろう。第二人生でも働く人、いや働かない人など多々。それぞれの事情でそれは区々である。

 しかしなから職業生活をスタートさせたのは、ほんのちょっと前のようにも思う。長いようで短いのか、短いようで長いのか。

 人との関係で、自分のことを振り返る。リフレクティブか。いろいろとあったが....まだまだというか。今回は被用者という立場を卒業した。これからにむけての抱負がある。

 それにしても退職をしてからもう五ヶ月に及ぶが、何かと回っているのが不思議である。今夜も会合があり、中にと用があり暇で仕方がないということはない。それに時間がありあまると読書量が増えるのかと期待をしたが、それが意外に伸びない。以前と同じかもしかたら落ちている。どうしてだろう。

 自由な時間は増えたが、あまり工夫することなく使っているのかしら。

『ストーリー・セラー』


 有川浩は、『図書館戦争』にうまくはまらずに途中挫折。『阪急電車』で、これはいいやと思って以来何かと読む。今回は、『ストーリー・セラー』(新潮社,2010)を読んだ。読み始めてとまらない。途中で結構重たい感じがしないでもないが、ひきこまれた。良いなぁ。この二人。祖母の話、父の話などなどなかなかのものである。

 ということで『図書館戦争』は改めて取り組むかな。

『京都三大学 京大・同志社・立命館 東大・早慶への対抗』

 橘木先生の『京都三大学 京大・同志社・立命館 東大・早慶への対抗』(岩波書店,2011.2.25)という本が出た。橘木先生は、労働経済学が専門で、マスコミにもよく登場される有名教授である。長らく京大の教授をやられていて定年がきっかけか同志社に転じられた。




 橘木先生の労働経済学の分野から人材とか人材育成への興味・関心があるのか以前から大学・学校の著書がある。『早稲田と慶應』(講談社現代新書,2008)、『東京大学 エリート養成機関の盛衰』(岩波書店,2009)、『灘校』(光文社新書,2010)などである。これらは読んだ。著名な先生による大学論・学校論に興味を持ったが、経験的な記述が多く、何か深い考察が足りないよう気がしていた。まあ、ちよっと失礼な言い方かもしれないが印象論的論稿というか、そういう感じであった。

 この書は、実際に勤務された、されている京大と同志社というので印象論がでてくるのは仕方がない。より深く知識があり、それらがベースとなり述べられている。三高・京大のところは、もともと知らないこともありなるほどと思った。立花隆の『天皇と東大』や竹内洋『大学という病』だったか東大のことはそれなりにわかっていたからかもしれない。

 同志社については、語られているのは、創立時に大物人材が出たが、それ以来はなく、もともとおっとりしていて最近やっとめざためのかなというくらいで内容は乏しいというか、何かかわいそうの記述という気がする。身内に厳しいのかもしれない。それでも佐藤優のことがふれられていた。鬼才・奇才・佐藤優はなかなかである。神学というものを我々に近づけてくれた。そして知というものを考えるきっかけでもあった。知識、教養が意外に役立つ、力強いということを何かと証明してくれた人物と思う。

 立命は、知の巨人、世界的な学者の白川静、ユニークな企業経営者・安藤百福、プロ野球の知性派の古田、長谷川など多彩な人材を紹介し論じている。中興の祖の末川さんことも当然ふれらて、共産党幹部の市田書記局長や穀田国対委員長など本当に多彩であることがわかる。流政之もとりあげらていた。著者と同じく日経の私の履歴書で知った流は本当にユニークである。これぞ立命かもしれない。立命館史学も取り上げられているが、梅原猛は日本史専攻ではない。哲学である。本当は古代史の北山茂夫、中世史の林屋辰三郎、近世史の楢本辰也であろう。いろいろとユニークな人々を登場させるには紙幅が足りない。

 これからどうなるのか展望の考察が今ひとつかなという気がする。単に競争意識くらいではどうにもなるまい。立命がこれだけいろいろとやっていて、それでも関西では「なんとなく、なんとなく同志社」というのはどういうことなのか。関西におけるこれらの意識そのものに迫るものがあればと思う。既に1960年代から1970年代にあたりには法と理工は立命が上といわれていた。理工はともかく法はスタッフをみただけでも一目瞭然。それが1980,1990年にブランドというのか、雰囲気というのかすべてにわたり同志社が上というふうになったと体験的に感じている。1990年代に同志社にはない国際関係学部は立命の最難関というか、それなりに注目される存在だが同じようなところはブランドの違いがでていた。

 それに、今は私が注目する太田肇教授や橘木教授など活躍する学者を積極的にとりこんである同志社に活力も感じる。

 大震災で、東京から関西・京都へ人材が流れるのではないかというときにこんな本が出て世間はどう注目するのかな。





 この本を読みながら林屋辰三郎『京都』(岩波新書,1962)の15章『学問と芸術の都市 大学』を参照した。さすがに林屋先生は、学問的、学者的に述べ方で何かしら品位が漂う。京都はこのような1962年に出版されたものでも役立つところが嬉しい。

2011年4月26日火曜日

労働法、社会保障法、HR等(2011-4-17~2011-4-23)

2011-4-22 東電、年収二割減検討 労組に提案 600億円規模を捻出
2011-4-22 527組合が料率上げ 健保組合
2011-4-22 三菱UFJモルガン 社長辞任へ 監視届かず巨額損失 社員一割削減の方針
2011-4-22 職業訓練事業で不正受給の団体 国が8290万円返還請求 受講生にも

2011-4-21 529基金、5.5%利回り設定 企業年金 減額の恐れ
2011-4-21 内定取り消し 救いたい 学生の採用数 増やす企業も 震災後の就活[1]

2011-4-20 年金財源の流用を容認 厚労相
2011-4-20 岩手県5000人雇用 被災者を臨時職員で
2011-4-20 住宅と就職先を 藤沢市が支援へ
2011-4-20 パソナは二千人
2011-4^20 クボタは10人

2011-4-19夕刊 宮城、震災被害者を大量採用へ 臨時職員で最大四千人

2011-4-19 合同就職説明会 被災地で開催 中小企業庁
2011-4-19 サマータイム制 東証が今夏導入 取引時間は変えず

2011-4-18夕刊 働く人の法律相談 仕事中に天変地異、労災は?外回りや出張中の被害も認定

2011-4-18 「雇用が中期的課題」IMF委声明 日本支援も言及
2011-4-18 震災で内定取り消し 新卒者向け求人情報 経産省

2011-4-17 住宅手当求め兵士反乱 ブルキナファソ

2011年4月24日日曜日

普賢桜が.....

 今朝は、昨夜の雨もありすっきり気持ちの良い朝である。近くの公園を散歩しながら今週を振り返った。



(就職セミナー)
 4/18は、模擬面接等を含めたセミナーを受けた。演習コース。面接を受けるのはずいぶん久しぶりである。みなさんからいろいろとコメントをいただいた。勉強になるなぁ。





(外貨預金)
 4/19,20と以前から預金をしていた外貨について銀行と今後の進め方を相談した。特に4/20は3時間におよび疲れた。外資そのものは増えているが円換算は目減りしているからどうしょうかと。たいした金額でもないのに担当者は真剣に対応してくれた。しかし、一人の預金者にこんなに時間を使うのはどうなのかな。大丈夫かなこの銀行はなんて思ったりして。





(伯父の訃報)
4/21の朝に従兄弟から電話があり伯父が亡くなった事を知った。先月、その従兄弟と話をする機会があり時間の問題かとは思っていたが....合掌。伯父は高校の化学の教員だった。知識、とんちもありなかなか刺激的な方であった。何でも器用で頭もよくそれなりに尊敬をしていた。もう10年くらい前に一番若い従兄弟の結婚式でお会いしたときに、恍惚の人となられたことを知った。あの伯父が....結婚式のときは自宅で栽培の蘭でブーケを作ってくれた。自宅で栽培といってもブーケを作るにはいろいろな種類の蘭が必要で、それは栽培者の仲間から融通してもらうのだと聞いた。ネットワークがあり、日頃から栽培のことでの情報交換などをして、こんないざというときに互いに融通しあうらしい。どんな世界もそれなりにネットワークがあれば,,,,
このことで家族や親戚に連絡を取ることとなった。それが何かと大変。耳の遠い父にきちんと連絡することも含めて。




(ある懸案の会議)
 4/23に、三年越しの問題に一定の解決にいたる会議があった。事務局の動きが悪いこともあり、前日の午後近くにやっと肝心の資料が手に入る。午後からは予定があり....4/21には、訃報のなか案件に関係している知人と意見交換のために東京へ。何かとばたばたしながら事務局のおもうところで....対策検討会議を当日4/23の午前中に行う。何せ資料が前日の午後だから....それでも自分なりに見解をまとめて事務局へ提出、その内容の検討とやっと出された資料の検討のためである。夕刻、会議の結論が送られてきたが、予め予想したとおりの展開となっている。この案件のきっかけとなった会議案件は落着だが背景にある制度・仕組み・人については改めて問題提起をして解決へもっていかねばならない。そのすすめ方を考える。





(支部総会・懇親会)
 4/22の午後は社労士会支部総会・懇親会である。やっと開業へというなかで重要な会合である。総会のあとの懇親会でメンバーの方々と懇親を。そしてさらに二次会へと深夜まで頑張って(?)しまった。







 うーん振り返るとなんだかんだあったようだ。今日はこれから会議がありでかけないといけない。

2011年4月17日日曜日

労働法、社会保障法、HR等(2011-4-10~2011-4-16)

2011-4-16夕刊 500人臨時雇用 大船渡市開始

2011-4-16 年金流用「もっと怒れ」坂口氏厚労相に注文
2011-4-16 主婦年金 廃止案 「サラリーマン年金」に統合
2011-4-16 社会保障改革案 提示は「五月中」与謝野経財相
2011-4-16 内定取り消し218人に 震災の影響
2011-4-16 被災者、雇います マツモトキヨシ、アリさんマークの引越社
2011-4-16 震災理由の解雇「不当」と提訴へ 宮城・運送会社の9人

2011-4-15夕刊 周辺8町村500人雇用 緊急基金活用三ヶ月で

2011-4-15 沼上幹の組織の読み筋 3.11ミドルも決断の連鎖生き抜け
     「するどい状況分析と決断の連鎖を生き抜き、構想力を発揮しなければならない」
2011-4-15 解雇の2力士が地位保全請求へ 仮処分申し立て方針

2011-4-14夕刊 引退届出さぬ2力士を解雇 相撲協会

2011-4-14 被災した事業所 労災保険料維持 厚労省検討
2011-4-14 残業禁止のタクシー「不当労働行為」県労委救済命令 飛鳥交通神奈川

2011-4-13 個人事業主に団交権 最高裁、労働者と認定
2011-4-13 働き方の実態 重視 最高裁判決 個人事業者の団交へ道
2011-4-13 雇用対策一兆円案 一次補正
2011-4-13 年金財源、復興に流用 国庫負担 再び懸案

2011-4-12 主婦年金訂正48万人 厚労省推計 過払いは5万人
2011-4-12 補正 生活再建を重視 被災者の雇用支援に510億円
2011-4-12 被災者らの雇用 財界に維持要望 細川厚労相
2011-4-12 トヨタ関連会社、被災者採用へ

2011-4-11夕刊 働く人の法律相談 震災で経営悪化、解雇の時は? 会社の都合だけなら無効、労使で協議を

2011年4月16日土曜日

労災保険のメリット制の震災における扱い

 2011-4-14付朝日新聞に、「被災した事業所労災保険料維持 厚労省検討」との記事。メリット制は適用しないとのこと。これは考え方は当然であろう。その法的な対応を如何ということかな。

第3号被保険者制度廃止案など

 今朝(2011-4-16)の朝日新聞に、「主婦年金 廃止案 「サラリーマン年金」に統合」との記事。以前から何かと議論があっていた国民年金の第3号被保険者の問題について民主党案として夫(妻もあり得るかな)の所得の半分を夫婦の所得としてそれに対応する保険料をとのことらしい。

 健康保険の被扶養のところとの取扱との考え方の均衡はどうなるのか気になるところである。もう少しじっくりと考えたい。

2011年4月15日金曜日

イタリアでは原子力発電は

「イタリアは国民投票で原子力発電を止めたので、電力が足りず、フランスの原子力発電の電気を買っている。そのためか電気代は欧州で最も高い」(田丸公美子『シモネッタの本能三昧イタリア紀行』(2009)p27)

 うーん、そしてこの書では、国民が罪の意識なく盗電(東電?)とか。

2011年4月13日水曜日

成田・福岡980円に驚き

 スカイマークでは、そんなのをやるらしいが。うれしいが20席とか。

業務委託契約を結ぶ個人事業主、労組法における労働者

 今朝,2011-4-13付朝日新聞に、「個人事業主に団交権 最高裁、労働者と認定」に注目した。
 住宅設備のメンテナンス会社と業務委託契約を結ぶ個人事業主と、劇場と個人として出演契約を結ぶ音楽家のケースとのこと。
 同じようなケースで、
 IT技術者、バイク便のドライバー、ピアノ教室や塾の講師なども同じように考えることができそうだとのこと。

憲法、労組法

2011年4月12日火曜日

花を愛でながら呑む

 4/2(土)と4/10(日)と花見をした。4/2は校友会、4/10は家族。花を愛でながらお酒をのみボーっとする。うーん、至福のひと時かな。



 4/2は少し早いかなという感じであった。人の出もそれほどなかった。まだまだ、染井吉野はほとんど開花していなかった。早咲きの枝垂れ桜が良かった。




 4/10は、家族連れがドッと。それも徐々にじわじわと。町内会などの団体さんはみられないようだ。いつもはみかけるが今年は自粛をしたのかな。



 そういえば知り合いと偶然会うという嬉しいことあった。

『砂の上のあなた』

 白石一文は、『この胸に深々と突き刺さる矢を抜け』が評判で図書館にリクエストをしているうちに、既存の作品を読んだ。何ともいえないが、何かがあるような。そして舞台が福岡であることも何となく読むことに繋がった。『一瞬の光』とか...読み終えて話題の『この胸...』を読んだ。今ひとつ何かしらわかるようなわからないような作品である。しかし、なにかわからないが気になるものがあった。そして、『ほかならぬ人へ』を読み、うーんなかなかいいなぁと思っていた。今回、『砂の上のあなた』を読んだ。長い間リクエスト待ちをしていて昨日手にした。読み出したらとまらない。というので昨日、一気に読んだ。うまいのかな、なかなかいいと思ったのが2/3くらいまで。そして残り1/3はちょっとくどいかなと感じがつきまとったところもある。まあ、一気に読めたのが嬉しい。愉しめたということかな。

2011年4月11日月曜日

『民宿雪国』



(写真は、EXCELSIOR CAFFE 人形町店)

 どうしようなかと思ったがメモっておこう。樋口毅宏『民宿雪国』(祥伝社,2010-12)は、新聞の書評欄をみて関心をもったが、こんなに面白いとは。なんというのか、怪奇物語というか、なんというか。テンポもいいし、あれっていうところで意外な展開というか、ひっくりかえるというか。それに、場所が寺泊とは。

 これで、樋口毅宏に興味をもった。『日本のセックス』と『さらば雑司が谷』と遡っていこう。

2011年4月10日日曜日

労働法、社会保障法、HR等(2011-4-3~2011-4-9)

2011-4-8夕刊 内定取り消し173人に 震災の影響
2011-4-8夕刊 年金財源の流用 厚労省容認姿勢

2011-4-8 雇用 仕事・経営の電話相談開始 全国社会保険労務士会連合会

2011-4-7 避難所で就労相談 民間窓口手の要件緩和 厚労省
2011-4-7 被災の高校生、特別枠で採用 仙台のアイリスオーヤマ、30人募集へ

2011-4-6 国家公務員給与5%削減へ 政権方針 1500億円 震災復興に充当
2011-4-6 ハローワーク150人採用方針 被災三県(岩手、宮城、福島)で非常勤
2011-4-6 生活保護 200万人突破確実 震災で増える可能性

2011-4-5夕刊 生活保護200万人に迫る 1952年以来の水準

2011-4-5 採用「増やす」倍増 100社調査 震災で変更の可能性
2011-4-5 被災者雇用に助成金 政府緊急対策 全国の企業対象
2011-4-5 広がる 被災者優先雇用 募集に「東北枠」避難先で採用
2011-4-5 賃上げ交渉を 大震災が痛撃 連合、中間集計
2011-4-5 内定取り消し...職安が臨時採用 岩手・大船渡

2011-4-4夕刊 働く人の法律相談 震災で休業、賃金は? 使用者に責任があれば6割以上の手当
2011-4-4夕刊 就活歳時記 大手が選考延期でも油断禁物

2011-4-4 デモ側へ報復 解雇・新聞発禁 デーレーン
2011-4-4 就活費用、初任給並み 上海

2011-4-3 東電の労働管理疑問 鎌田慧
2011-4-3 3月失業率 分からない 岩手・宮城・福島 調査員が不明・避難

2011年4月7日木曜日

原則を持つ

 「こちらに..原則ができればどんな苦情にも答えられるようになります。原則がないのはプロではありません。....つかず離れず実行するためには、そういう原則を自分で作らないといけません。結局自分がしっかりしないと出来ない。しつかりするということが原則を作るということです。それが実は倫理なのです」

 とは、養老孟司『超バカの壁』(新潮新書,2006)の一節です。p145以下。

 なるほどとメモを取りました。ブレない。そんな原則を持つこと。

 ちょっと違うかもしれないが、震災で各種行事が自粛ムードとなっている。こんなときにそれぞれが原則をもっていれば対応できるのかもしれない。たまたまいろいろと行事をやる団体の事務局にあり、今回の対応を
 1.被災された方の感情への対応
 2.電力事情 節電
 3.安全 余震、交通途絶
の三点から考えた。1.については、いろいろな見方があり周囲の状況を把握して判断。2.は客観的にところから判断。照明、空調等多消費を避けているかなどで判断。3.まさにそのときの場所、時期などか。うーん、何かのケースでも考え方をしっかりともちかもしれない。考えないであれこれ対応しているとブレてしまう。また、そんなときに体質というか、日頃からの考え方がでてしまうものである。日頃から自分の考えをもっておかないとブレる。そしてそのブレは結局は回りに迷惑をかけることになる。


さらに、雑用、面倒のことが論じられている「..こちらが本気でやれば、自然にいい解決の方向が動くのです。本気でやるべきときに、逃げるのが一番だめです。面倒なことにも直面するのです」P181というのがあった。これも原則があるからなんだろう。

2011年4月5日火曜日

『海の都の物語』


 塩野七生『海の都の物語』(中央公論社,1980)を読んだ。三回目である。はじめて読んだときは、制度・仕組みを合理的な創り上げていて英雄ではなく組織でいきてきたことに感銘を受けた。二度目は何かしら、どうしてか、それほど感銘をうけなかった。しかし、今回は、実際にヴェネチアに行ったこともあり違った面も見えたのか面白くてためになったような気がする。少なくともヴェネチアの情景がリアルに思い浮かべられたて楽しめた。読みながらヴェネチアの写真を何度も眺めた。
 それからやはり周辺の知識がそれなりに蓄積してきたせいかもしれない。それにしても塩野ワールドは愉しい。個別に見るとジェノバのあたりは長い、少し退屈かな。物語がはじまるときに想像上の情景が葦がみえてくるようなところが....

2011年4月4日月曜日

『イタリア遺聞』



 かねてから塩野七生『イタリア遺聞』(新潮文庫,1994 1982に新潮社から刊行)を読んでいた。やっと読み終わった。メンデルスゾーンの「イタリア」(交響曲第四番)を聞きながら。全部で30の話があるので一つづつ時間を見つけて愉しんでいた。第9話 大使とコーヒーでは、トルコからコーヒーが入ってきた話である。イタリック体のこととか、ハンニバルの管理法とか、何かなるほどと思われるものがちりばめられている。そして、彼女の作品の背景なりある部分なりが語られていて興味深い。特に、ヴェネツィアの情報収集のことがあちこちにでてくるが、梅棹忠夫『知的生産の技術』にでてくるレオナルドの手帳のように、一つひとつ意味がないようでも何でも載せて、それらをあとでつなぎあわせるという知的作業も楽しい。

ボランティアに単位

 2011-3-31付朝日新聞夕刊に文科省が全大学に呼びかけてボランティアに単位とのこと。これはその後どうなったんだろうか。と思ってweb検索したらいろいろとでてきました。

 http://sakunary.blog134.fc2.com/

 こちらにその文書が掲載されて、このブログ氏・立命館大学政策科学部桃井政成准教授の反対の論もある。なるほど、なかなかいろいろなご意見があるんだ。この方は、基本的にはこのような政策には賛成だが、文部科学省の場当たり的な対応に不信・不審のようだ。


 ということで、改めて金子郁容『ボランティア』を読んでみようかな。

2011年4月3日日曜日

労働法、社会保障法、HR等(2011-3-27~2011-4--2)

2011-4-2夕刊 死亡推定三ヶ月に短縮 厚労省方針 震災不明者が対象 遺族年金、労災保険など
2011-4-2夕刊 「解雇します。自分で食いつないで」被災地に雇用不安

2011-4-2 主婦年金救済案 社保審で議論
2011-4-2 春闘、二年連続改善
2011-4-2 米失業率改善8.8% 3月就業者数21.6万人増

2011-4-1夕刊 被災各地入社・入庁式
2011-4-1夕刊 子ども手当の所得制限 厚労省「大きな論点」
2011-4-1夕刊 内定取り消し 120人 新卒者 震災影響、都内でも

2011-4-1 子ども手当 6月支給へ つなぎ法成立
2011-4-1 採用選考延期相次ぐ 被災学生に配慮
2011-4-1 入社式も中止・延期
2011-4-1 内定取り消し者 亀田製菓採用へ
2011-4-1 自宅待機、8割「給与減らさず」

2011-3-31夕刊 昨冬ボーナス0.3%減 379,292円

2011-3-31 [社説]被災地の雇用

2011-3-30夕刊 就活 首都圏も暗転 選考延期・中止が続出

2011-3-30 東電入社式中止
2011-3-30 税制と社会保障 改革「予定通り」経財相
2011-3-30 子ども手当 継続へ つなぎ法案 あす成立の公算
2011-3-30 認可保育所の基準緩和 被災した保育支援

2011-3-29夕刊 震災理由の解雇 急増 休業手当なく自宅待機 
2011-3-29夕刊 2月の失業率 0.3ポイント改善4.6% 震災の影響反映前

2011-3-29 子ども手当 攻防再開 公明挟み民・自駆け引き
2011-3-29 歳費三割減 民自公合意 削減分 震災対策に
2011-3-29 電機も「交代休業」検討 節電対策 工場ごとに操業調整

2011-3-28夕刊 震災・停電で派遣切り 控えて
2011-3-28夕刊 働く人の法律相談 パワハラを防ぐには

2011-3-28 議員歳費 三割減へ 民自公調整 半年 計20億円超

2011-3-27 子ども手当・国債 成立めど立たず

2011年4月2日土曜日

今朝の三ッ池公園

 今朝は、観桜会の場所の取りのために三ッ池公園に六時半頃でかけた。既にシートが張られているところがある。


 ここでの見所は、このしだれ桜である。
 これは見事。



 染井吉野は、まだまだである。
 それでも他の種類の桜がそれなりに咲いている。







 基準木は、まだまだのようだ。

十日市場



 昨日は、ある用があり十日市場へ出かけた。十日市場の駅前は、クルマの通れない道がまっすぐ伸びている。なんとか人工的な香りのするこの街を意外に気に入っている。かつて、緑区オンライン学級のオフ会で、ここの地区センターに通ったことがあった。それで懐かしい。





『ねむり』


 村上春樹『ねむり』を読んだ。『TVピープルに』所収されていたから読んだことは間違いない。初出は、『文学界』1989年11月号に載ったようだ。
 こういう短編を一気に読んで村上ワールドを愉しめた。しかしながら不思議な世界だ。
 あとがきがあり、著者村上の世界も少しながら見られたのも嬉しい。どうもスランプのような状態の頃にそれを抜け出た作品らしい。それも1989年平成元年の春、ローマのバチカンあたりらしい。ローマの風景に村上が浮かんできた。