2011年4月7日木曜日

原則を持つ

 「こちらに..原則ができればどんな苦情にも答えられるようになります。原則がないのはプロではありません。....つかず離れず実行するためには、そういう原則を自分で作らないといけません。結局自分がしっかりしないと出来ない。しつかりするということが原則を作るということです。それが実は倫理なのです」

 とは、養老孟司『超バカの壁』(新潮新書,2006)の一節です。p145以下。

 なるほどとメモを取りました。ブレない。そんな原則を持つこと。

 ちょっと違うかもしれないが、震災で各種行事が自粛ムードとなっている。こんなときにそれぞれが原則をもっていれば対応できるのかもしれない。たまたまいろいろと行事をやる団体の事務局にあり、今回の対応を
 1.被災された方の感情への対応
 2.電力事情 節電
 3.安全 余震、交通途絶
の三点から考えた。1.については、いろいろな見方があり周囲の状況を把握して判断。2.は客観的にところから判断。照明、空調等多消費を避けているかなどで判断。3.まさにそのときの場所、時期などか。うーん、何かのケースでも考え方をしっかりともちかもしれない。考えないであれこれ対応しているとブレてしまう。また、そんなときに体質というか、日頃からの考え方がでてしまうものである。日頃から自分の考えをもっておかないとブレる。そしてそのブレは結局は回りに迷惑をかけることになる。


さらに、雑用、面倒のことが論じられている「..こちらが本気でやれば、自然にいい解決の方向が動くのです。本気でやるべきときに、逃げるのが一番だめです。面倒なことにも直面するのです」P181というのがあった。これも原則があるからなんだろう。

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