2010年7月18日日曜日

『裁判百年史ものがたり』


 夏樹静子『裁判百年史ものがたり』(文藝春秋,2010-3-25)を読んだ。読みやすく内容をうまくつかまえられたような気がした。装丁も立派、本そのものに風格がある。

 取り上げられているのは、というか目次で示すと

 ロシア皇太子襲撃、大津事件
 明治天皇暗殺謀議、大逆事件
 昭和の陪審裁判
 翼賛選挙が無効になった日
 帝銀事件、犯罪史に残る大量毒殺
 松川事件の十四年
 チャタレイ夫人の衝撃
 八海事件、三度の死刑判決
 悲しみの尊属殺人
 永山則夫、十九歳の罪
 離婚裁判、運命の一日
 被害者の求刑

 有名な事件ながらきんちと把握していなかったものや、こんなもの(翼賛選挙....)がなんてものまで大いに参考になった。

 夏樹静子の作品を読みたくなった。

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