2010年8月13日金曜日

野球界の悲喜こもごもかな


 図書館で新着情報を調べていたら澤宮優『昭和の仕事』というものがひっかかった。雇用社会の法などに関心をもつから仕事というキーワードでひっかかった。著者プロフィールをみると、野球関係のものも多い。三池工高が甲子園で優勝したものもある。とりあえず開架されたもので借りてきたのが、『記録より記憶に残る野球狂列伝』(河出書房新社,2009-3-20)である。これを読んでいるときにリクエストをしていた『ドラフト1位 九人の光と影』(河出書房新社,2008-12-20)が届いた。この二冊を一気に読んだ。

『記録より記憶に残る野球狂列伝』
 野田浩司  奪三振日本記録
 山内和宏  難波のエース
 阿波野秀幸 伝説の10.19
 中井康之  代打代走ヤジ将軍
 島本講平  二代目コーちゃん
 小田野柏  球界初の天覧ホームランを打った男
 永野吉成  スカウト

『ドラフト1位 九人の光と影』
 島野 修  「ブレービー」に入ったパイオニア
 大森 剛  未完の大砲からスカウトへ
 野中徹博  悲願の一勝
 黒田真二  ホーナーの打撃投手
 澤井良輔  東の澤井、西の福留
 高木大成  1番、走れる捕手
 荒川 尭  暴漢と「三角トレード」
 小林秀一  巨人の1位指名を拒否した唯一の男
 志村 亮  幻のドラフト1位?のサラリーマン人生

 全体に光というより影のほうが多いかな。それでなければ読み物になりにくいのかもしれない。ざぁーと読んでもともと知らない人が大半でそれほどのめりこむことなく読んだ。

 それぞれの考え方、生き方、などに触れられて興味深い。

 そういえば島野修は今年なくなったのではなかった。ここには療養中とあった。荒川のことは知っていたが、そこにこんなドラマがあったは驚き。また、長野県の出身とは。

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