2011年5月3日火曜日

「何かを知ることによって、思わぬことを発見していく」

「人間は何かを知ることによって、思わぬことを発見していくものなのだ」(大崎善生『ディスカスの飼い方』p138)

 うーん、そうだ、何かを知ることで、世界が広がる。そんなことを何かと感じていていながら、こういう文章に出会い、まさにそうだと。だから何かと知ることに力がはいるというか、....


「この世界の、僕が知り得なかった途轍もない何かを、理解したということなのかもしれない」(同、p199)

 そして凄い世界、領域へ

「[ディスカスを繁殖したいわけではない」..「ディスカスというもっとも難しいといわれる魚を自由自在に扱う方法を手に入れることによって、それ以外の何かを知ることができる」」(同書,p264)

「何かを知るということには、必ず何かがわからなくなるという引換券がついているようだ」(同書,p289)

 大崎善生は、偶然に発見というか、たまたま知った。書店で平積みされていた『双子...』という本を見て、奥付を見ると『聖の青春』という本にちょっとひかれた。図書館から借りて読むと、ひきこまれた。どうも漫画もあるらしい。全然知らない将棋の世界だがおもしろい。それから大崎善生にはまる。この人は、将棋、チェス、熱帯魚などなど何でも凝るのかな。違う世界が何かを招く。あと数冊で全部読むことになるのではないかな。

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