2011年5月17日火曜日

『「社労士」になって独立・開業』

 たまたま高津図書館に立ち寄ったときに手にした。もう何年か前に読んだはずだ。内容はすっかり忘れている。最初のところのデータがなかなか興味深い。そうか、社労士は主婦や定年後年金併用の人が多数おられる。平均年収はそこのところ勘案しないととは、その通りである。

 改めて、流すように読んでみると、やはり従来の成功パターンなのであろう。確かに、こんなふうにやれば....

 もともとはこの方の父親が開業をされた。その父親の本も読んだような。

斎藤隆浩『「社労士」になって独立・開業-わずか2年で年収一千万円を稼ぐ!』(すばる舎,2004)

1章 2年で年収一千万円が可能になるには?
 1.社労士は独立してこそ価値ある資格
・なぜ社労士は、独立・開業の成功確率が高いのか?
・真の充実感を味わうためにも、独立が一番

 2.開業社労士の平均受託数や収入
①開業している社労士の人数、年齢構成は?
②開業年数は?
③事務所の規模は?
④受託企業の規模、および数は?
⑤平均年収はどのくらいか?

 3.3人の開業社労士...一千万円到達までの道のり

 4.独立するのは適した時期や年齢はあるのか?
・逆境のときとして絶好の追い風となる
・開業するのに年齢など関係ない!

 5.独立して成功するための必須要件とは?
・個性が大きな武器となる
・頭で考えても心では考えない
・テクニック重視に陥らない

2章 安定し、繁栄する事務所づくりを目指す
 1.まず独立後の設計図を描く
・最初の一ヶ月は、成果がでないものと諦める
・計画はリラックスできて楽しいものかベスト

 2.開業資金はどれくらい必要か?
・ほとんどかからない開業費用

 3.運転資金はどれくらい必要か?
・とりあえず必要となるのは、広告宣伝費、開拓活動費、通信費
・初めは無理をしない、これが鉄則

 4.法人・個人どちらにするか?
・法人化により支店展開ができる
・法人設立の形態もいろいろある

 5.事務所名、開業場所は?
・ひと工夫した事務所名を考える
・開業場所にこだわる必要はない

 6.開業時に必要な手続とは?
・税務署や市区町村役場などにも開業手続を提出する
・あいさつ回りなどに気を使う必要はない

3章 どうすれば、顧客を開拓できるのか?
 1.顧客はいったいどこにいるのか?
・街中のすべての会社を[見込み客]と認識する
・みつけるべき媒体は、住宅地図、電話帳、就職情報誌

 2.開拓能力とセンスが成功を決める
・「営業で成功した人は何をやっても成功する」といわれる理由

 3.飛び込み活動が「開拓力」を高める
・「当たって砕けろ]の精神が成功を呼ぶコム
・前向きに考えて行動あるのみ
・開拓力と営業技術はまったく別物

 4.電話やFAXを有効活用する
・精神的に楽だが成功率が悪いのも事実
・DM活動との併用で効率アップをはかる
・郵便・FAXによるDMとの併用にで効率アップをはかる
・メールとの併用で効率アップをはかる

 5.効果的なDM活用法
・意外に根強いDMによる顧客開拓

 6.顧客開拓活動は楽しんで行う
・失敗することを必要以上に恐れない
・一定時間を越えて待たされたら帰る
・PR型開拓活動から提案型開拓活動へ

 7.見込み客管理が成功のカギ
・劣等生が成績優秀者に大変身!
・カード式管理からノート式管理、パソコン管理と

 8.役所、団体、顧客、その他を活用する
・人脈を駆使した顧客開拓方法


4章 ネットワークを使った顧客の囲い込み作戦
 1.インターネットは情報発信基地
・広がり続けるインターネットによるコミュニケーション
・効果的なインターネットの活用はこれから
・電子申請など、新たなインターネットの活用方法

 2.ホームページとメールで顧客開拓
・事務所のパンフレットであり提案書
・ヒット率を上げ、トップやキーマンに見てもらう工夫を施す
・課題の多いホームページ活用法

 3.メールマガジンを利用する
・メルマガ配信は全国へのPR活動の一環
・メルマガ配信はそのまま3号業務を開拓し、一流社労士を作る

 4.得意分野を有効な武器にする
・すべてに強くなる必要はない
・目の前にニンジンをぶら下げる

 5.顧客同士のネットワークを作る
・「顧客が顧客を呼ぶ」仕組みを作る
・共済組織を作ったり、各種団体に働きかける

 6.士業同士のネットワークを作る
・自ら窓口になって[ワンストップ]を実現
・顧客のすべての悩みに応じられる体制作りを目指す


5章 3号業務を極めることが成功の道
 1.1号・2号業務だけでは成功できない
・いずれ手詰まりになる業務、将来性のある業務
・3号業務こそ将来性がある
・3号業務によって一流のアドバイザーを目指す

 2.コンサルタントの要件とは
・最も重要なのは[心」
・知識や技術だけでは、現場は使えない
・数多くの経験が、信頼されるコンサルタントを生み出す

 3.コンサルタントに必要な能力とは?
・[読み」「書き」「話し」「聞く」

 4.知識は身につけるべし、ひけらかすべからず
・専門馬鹿になってはいけない
・知識はコンサルの土台だがそれ以上ではない
・感情を無視した理論展開では人は動かない

 5.1号・2号業務による顧客の開拓方法
・日常の業務として高いニーズを維持してくれる

 6.役所とはどの程度の距離を保つべきか?
・役所とは対等かつ有効な関係がベスト
・対抗意識を燃やす必要はないが、迎合する必要もない


6章 契約継続率を高める顧客管理の手法
 1.上手な顧客管理と下手な顧客管理
・効率よく仕事をし、相手にも満足を与える

 2.委託解除を恐れない
・本当に相手のために仕事をするとは?
・解除を恐れて相手の言いなりになってはいけない
・解除を恐れなくなることで相手に一目置かれる

 3.違法要求の対処法
・即座に突っぱねる、これが基本
・一方的に聞いていると、感謝どころか舐められバカにされるだけ

 4.効率よく楽をしながら契約継続を高める方法
・時間をかければ成果が上がるわけではない

 5.仕事のペースをどのように握ればいいのか?
・相手のペースに振り回されていはダメ
・「すぐに来てほしい」と頼まれたらどうするか?
・顧客はわがままと心得るべし

7章 先生と承認のバランスを上手に保つ
 1.社労士業の使命とは?
・会社と社員双方のアドバイザー
・「信頼」はがんばることからしか生まれない

 2.相手の立場に立って考える
・自ら積極的なコミュニケーションをはかる
・経営者の孤独を癒す
・人をみて法を説く姿勢が大切

 3.気持ちの良い仕事関係を築く
・決して雑用係になっていけない
・仕事の線引きは明確にしておく

 4.相手を満足させる話し方
・先生と商人、どちらにも偏らない

 5.信頼される顧客との接し方とは?
・双方の円滑なコミュニケーションを実現する

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