2011年3月19日土曜日

『なぜ、「回想療法」が認知症に効くのか』


 高田宏『雪日本 心日本』(中公文庫)の冒頭に「老人性痴呆症の,,,実はどうしょうもない人が、あるとき海を見て、看護の人がおどろくほどの表情をよみがえらせたという。老人はむかし漁師であった。...海辺..」とある。これにある意味ではびっくりしたし、なるほどと思った。その後、高室成幸『もう限界!!認知症の家族を介護するときに読む本』(自由国民社,2011-2-10)を読んだ。そこに回想療法なるものがあると知った。
 小山敬子『なぜ、「回想療法」が認知症に効くのか』(祥伝社,2011-3-10)は、まさにその回答書のようなものである。体験をもとに書かれている。

 第一章 認知症になったかもしれない
 第二章 認知しようは新たな人生の幕開け
 第三章 脳を活性化する回想法の実際
 第四章 回想法の進化
 第五章 あなたにもできる回想法

 実際の事例をコラムで紹介されている。「脳は、楽しいことが大好き」(p52)そうなんだ。何かしら勇気をもらったような気がする。

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