2011年2月12日土曜日

大物・一人で会わない、小物の習性・自慢したがる

 笹本稜平の小説『白日夢 素行調査官2』(光文社,2010)を読んでいたら以下の箇所が気にかかった。小説の内容というか、筋書きとは関係がないことたが我々の日常に多々あるなぁと、最近のやりとりが髣髴とした。


一人で会わない
「....一人だけだった。それも異例なことだった。公式の用件なら、そのクラスの大物は普通は補佐するスタッフを伴うものなのだ。自分の身辺になんらかの問題が生じたとき、密室でのやりとりは疑惑のもとになる」p275

小物習性
「...そいつはなにのかたちで自分が関わったと言いたいんでしょうね。そういうことを自慢したがるのが小物の習性ですから」p288

 こういうのがいるんだなぁ。自分が企画立案実行していない、他人がやっていることをあたかも自分がやっているかのように言うやつが。まあ、これは小物習性だからそれはそれだが。


 どういう行動であろうと、それはその人の思考の軌跡である。

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