2011年2月15日火曜日

ダ・ヴィンチの手帳

 イタリア旅行をしたことと、『梅棹忠夫 語る』(日経,2010)を読んだことで「ダ・ヴィンチの手帳」のことを思い出した。梅棹忠夫『知的生産の技術』(岩波新書,1969)にでてくる。何でもメモるダ・ヴィンチ。これから発見の手帳を発想する。このブログもダ・ヴィンチの手帳がもとにあるかもしれない。何でも気になったことを書き付ける。改めて、『知的生産の技術』の該当部分を読むと、「文章でかく」とある。うーん、なるほど。メモっても、それなりに一言でも文章にすること。つまり自分で考えたことをあらわしておくことだな。まったく同感。

 『知的生産の技術』は、十何回となく読んだ。愛読書といえるだろう。会社に入った頃から一年に一回は読んでいた。十回を超えたあたりから何となく没交渉となっていたようだ。改めて書棚から取り出してみた。うーん、だいぶくたびれている。もとはとったかな。否、これは現在は福岡大学の教授になっているYさんからもらった。新人の時代に、B6のカードが収納できるキャビネットを譲ってもらった。そのときにおまけとしてくれたものだ。そのYさんとも数年前に福岡で再会した。博士であるYさんは10年位前に会社をやめて大学へ転身をしたとのこと。入社のときから学者肌の彼らしい。そんなことを思い出した。

 

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